茂木町まちなか交流館 ふみの森もてぎ

 

所在地    栃木県茂木町

発注者    茂木町

建築設計者  内田文雄+龍環境計画

構造設計者  山田憲明構造設計事務所

       山田憲明 杉本将基

施工者    渡辺建設

建物規模   延床面積 2977㎡

       階数   地上2階

主要用途   複合施設(図書館、ギャラリー

       体験研修室、カフェコーナー)

主要構造   RC造+木造

竣工     2016年

掲載     新建築2017年5月号

       建築技術2016年11月号

​       ヤマダの木構造

受賞     第34回日本図書館協会建築賞

       第22回木材活用コンクール

        全国木材組合連合会会長賞

       第28回栃木県マロニエ建築優良賞

​町有林のスギ材でつくる多様な空間と架構

 ふみの森もてぎは、延床面積2977㎡、2階建ての図書館を中心とした文化交流施設で、図書館、ギャラリー、交流広場、カフェなどの多様な用途・機能が盛り込まれている。敷地は300年続いた造り酒屋の跡地で、築200 年もの仕込み蔵と土蔵等を、曳家・解体した後、修理と改修を施しギャラリーとして再生している。

 

 構造材には分離発注により町有林から調達したスギ材を用いている。防耐火上の要件から別棟通達を使って棟を5つに分け、耐火構造であるRC造のコアを挟んで1000㎡以内に区画することで、一般木造としての設計が可能になっている。

 様々な用途と大きさを持つ各室は条件に合わせて木架構を考え、それぞれが特徴的な空間となるよう配慮している。大きな吹き抜けを持つ図書館はアーチとサスペンションを組み合わせた架構、2段の片流れ屋根を持つ平屋の町民ギャラリーは垂木を重ねながら持ち出した架構、瓦葺きの切妻屋根を持つ交流広場は桁行方向に架け渡した平行弦トラスを採用している。