福井城山里口御門

 

所在地    福井県福井市

建築主    福井県

建築設計者  国京克巳/建築設計工房

構造設計者  山田憲明構造設計事務所

       山田憲明 中太郎

施工者    坂川建設

建物規模   延床面積 57.11㎡

       階数   地上2階

主要用途   展示施設

主要構造   W、直接基礎

竣工     2018年

​櫓門の復元

 寛文9年(1669年)の大火で天守閣とともに焼失した山里口御門を福井城址公園整備の一環として復元整備したプロジェクト。

 

 梁間5.46m×桁行10.91mの長方形平面を持つ。北側では櫓台石垣、南側では南石垣に支持させている。石垣等が抜ける通路部分はブリッジ形式になっており、独立柱(主柱、袖柱、脇柱)によって建物が支えられている。

 屋根は切妻形状の石瓦葺(笏谷石0)である。軸部は、無垢材をほぞ差や通し貫といった伝統的要素技術による接合方法を用いて構成しており、軸部のみでも一定の水平耐力を持つ。壁は、軸部に取り付けた竹小舞を下地として土を塗った土塗壁であり、耐震性能に大きく寄与する。柱脚部は、上述の通り礎石立ちの形式である。小屋組は、垂木・母屋・束等を単純梁形式の小屋梁で支える和小屋形式である。2階床組は、大梁・根太・床板等で構成される。

 ブリッジ部分の鉛直荷重は、東側は控柱、西側は鏡柱および脇柱とそれに架かる梁によって石垣で支持させている。石垣への鉛直荷重の負担を減らすために、鋼製角棒を方杖状に設け、梁を支持している。